VCインタビュー

【VCインタビュー#18】株式会社ANOBAKA|起業家を尊重し真摯に向き合い支援する

2022.07.20

全キャピタリストが起業家・事業開発経験者やスタートアップ経験者という同社。そんなANOBAKAのアソシエイトである松永氏に、投資後の付き合い方からVC業界として働いている理由、今後の展望などお話を伺いました。

株式会社ANOBAKA

アソシエイト

松永 和彰 氏

 

【株式会社ANOBAKA】

 

 

1.株式会社ANOBAKAについて

1−1.特徴・強み

株式会社ANOBAKAは、シード特化型VCとして2016年からファンド運営をしております。投資先も120社を超え、LPも多くの事業会社に参画いただいているので、双方のネットワークが広く繋がっているのが特徴です。

また弊社所属の全キャピタリストは起業・事業開発・スタートアップ経験者です。シード期の場合、複雑な金融知識を用いて支援するというより、どうPMFさせていくのか、どういう組織を形成していくのかが重要になるので、そのあたりの肌感を理解している者がシード期のキャピタリストとしてフィットするだろうという人員構成です。

その他にも、投資後18ヶ月以内に次回ラウンドへ進出する確率が8割以上という実績があります。シード期への投資はリスクが高いと思われがちですが、弊社の場合は素晴らしいスタートアップに投資できていることはもちろんですが、弊社のネットワークを最大限活用し、次回ラウンドへの進出支援を行うことで、次回ラウンドの成功率も高い傾向にあります。

「ANOBAKA」という社名には、まだ世の中がその価値を認めていない、時には無謀ともいえるような夢の「原石」たちに、目をこらし、耳を傾け、価値を見出し、支えになり、起業家の勇気になることを目指す想いが込められています。

1−2.投資先のターゲット

弊社はシード期特化のVCということもあり投資領域は限定しておりません。世の中のテクノロジー・トレンドは目まぐるしく移り変わるので、広くアンテナを立てて投資検討するようにしています。最近だとWeb3のようなトレンドのど真ん中のテーマもそうですが、例えばリアルとネットを融合した「次世代型店舗」事業への可能性にも注目して投資が増えていたりと幅広く世の中を見ています。

 

1−3.投資する際のポイント

もちろん全てを満たしているスタートアップは存在しないという前提ですが、チームや事業解像度、起業家本人の情熱やビジョンを様々な角度からディスカッションして確認しています。具体的には、「ユーザーがどんなペインを抱えているのか」「プロダクトの差別化はどうなっているのか」「マーケットにどうやって入っていくのか」が明確であることも大事ですし、「将来的にの目指す大きなビジョン」という話も大事にしています。目の前の取り組みの先の向こう側に壮大な世界観があるのか、なぜその事業をやりたいのか、というインサイドストーリーもお伺いしたりします。

弊社は投資実行に至るまでのコミュニケーションを大切にしており、キャピタリストがその人の世界観や構想、ユーザーが何を望み何に苦しんでいるのかをクリアにできるようディスカッションを繰り返すようにしています。

 

2.松永氏について

2-1.自身の強み

1つ目は、スタートアップの経験があることだと思います。前職では10名ほどから100名規模になる頃まで在籍し、現場目線から経営目線まで組織全体の温度感や事業意図・メンバーの感情の揺れ動きが目に入るポジションで成長してきました。その中で、組織崩壊したり赤字転落からV字回復したりなど、様々なシーンを経験してきたので、そういったところの肌感覚を持って話せるのは強みと言えるのではないかなと思います。

2つ目は、過去にスタートアップ専門の人材紹介会社にも在籍していたので、スタートアップの現時点での採用力と、将来の採用力をある程度予想できるところだと思っています。

弊社代表パートナーの萩谷には、人を見る目があると言っていただいているので、そこを武器に頑張っていきたいですね。

 

2−2.VC業界で働いている理由

少し重複しますが、過去に在籍していたスタートアップでは楽しい思いから苦しい思いまで経験してきたので、そこを今後のスタートアップに還元したいと思いました。避けることができる事業成長の痛み・躓きもあるので、そこをできる限り省いて、よりスピード感のある成長の道筋を辿るお手伝いをしていきたいと思っています。

また、前職で行っていたスタートアップの採用支援はすごく重要で尊いことだと感じていました。そのような経験をする中で、経営サイドからさらに幅広く一歩踏み込んだ関わりをしていきたいという思いが芽生え、VCのモデルに魅力を感じ業界に飛び込みました。

振り返ると学生の頃、シリコンバレーに語学留学に行った時に現地で活躍する日本人の起業家をみて、「こんなに楽しそうに働く大人がいるんだ」と感銘を受け、スタートアップに興味を持ったというのもあるかもしれません。

 

2−3.投資後の付き合い方

起業家の方々と接する基本的な姿勢としては、人生をかけて何十倍も考え抜いている起業家の人たちに対して、私が牽引しようとか、方向性を指南しようとか、そういうことは非常におこがましいと思っています。もちろんできることは全力で後押ししたいですが、起業家をリスペクトしていますので、私の言葉や知見で少しでも勇気付けてあげたい、という思いが強いです。例えばどういう人をどういう順序で採用するのかもそうですし、反対に退職問題などが絡んできた時などセンシティブなケースにおいて、弊社メンバーは実際に経験してきたからこそのアドバイスや支援をすることなどで、力になりたいと思っています。

もちろん、事業作りや資金調達の壁打ちはしっかりとやっていければと思います。

 

2−4.最近注目している業界

ANOBAKAは投資領域を限定していないので、本当に幅広くみています。個人的には、起業家・起業チームのキャリアやインサイドストーリーに注目して投資したいと考えています。エネルギー溢れる若手起業家はもちろんですが、ずっと挑戦したいと燻っていたミドル世代のチャレンジも是非応援したいと思っています。

強いて領域をあげるならば、次世代型リアル店舗であったり、最近ではクリーンテック系の気候変動・カーボンニュートラルなどに取り組んでいる企業に注目しています。シード期で今後の事業成長を模索している起業家の方がいれば是非お会いしたいですね。

 

3.今後の展望

まだまだANOBAKAも設立されて数年のスタートアップだと思っているので、投資先に負けずに急成長していけるように日々努力していきたいと思います。

キャピタリストとしては、スタートアップから信頼される存在になっていきたいと思っています。業界からは「ここの素晴らしい会社、また松永さんが投資しているね」と言われるような存在にもなりたいですね(笑)。

また、LPの方々ともやりとりすることが多いので、大企業の中で情熱を持ってイノベーションを起こそうとする方々とスタートアップとのコラボレーションを生み出し、日本全体の新産業・新事業を盛り上げる一助になれたら嬉しいですね。

 

4.興味があるもの

昔から日本史が好きです。元々物語が好きで、その中でも登場人物のバックグラウンドや繋がりなどを掘り下げて調べていくことが好きでした。あまり関係ないかもしれませんが、私自身も戦国大名である松永弾正の末裔でもあります(笑)。あと最近は初心者ですがゴルフだったり、友人に誘われてキャンプにも良く行くようになりました。アメリカのバスケットボールリーグのNBAを見るのも好きですね。

 

5.編集後記

起業家を尊重し真摯に向き合い、できる限りの最善な支援をするべく日々奮闘している松永氏。起業家の事業に対する想いや熱意を汲み取った上で、適切な投資を心がけているといいます。資金調達や事業についてはもちろん、スタートアップならではの悩みも理解している松永氏に一度相談してみてはいかがでしょうか。

 

 

松永さんとお話したい方はこちら

ハイッテお問い合わせ窓口

問い合わせ内容に「松永さんに資金調達の相談をしたい」などご記入頂いた方には、こちらから連絡させていただきます。

NEWESTハイッテ最新居抜き物件

MAIL MAGAZINE

メールマガジン登録

新着の居抜き物件やオフィス移転の参考になる情報をお届けします。