VCインタビュー

【VCインタビュー#20】Gazelle Capital株式会社|ITの力で既存産業を強くする起業家と共に

更新日:2022.09.14

今回はインターネットの力で既存産業を強くする「ガゼル企業」の創出を目指し様々な活動をされているGazelle Capital代表パートナー、石橋氏にお話を伺いました。(ガゼル企業:雇用創成と成長力が著しい企業)

 

Gazelle Capital株式会社

代表パートナー

石橋 孝太郎 氏

 

【Gazelle Capital株式会社】

 【スタートアップ投資TV】

 

1.Gazelle Capital株式会社について

弊社は、IT化の進んでいない領域で新しいチャレンジを志す起業家に対して、初期の必要資金の投資やあらゆる環境を提供する独立系ベンチャーキャピタルです。Gazelle Capital(ガゼルキャピタル)という名前は、雇用創成と成長力が著しい企業を指す「ガゼル企業」という言葉と、資本や資産を意味する「キャピタル」を掛け合わせ、既存産業をもう一度強くしたいという想いを込めています。ITの力でレガシーな国内の産業をデジタル化していく起業家と共に、情熱を持って挑戦していきます。

 

1-1.特徴・強み

弊社の特徴として、既存産業×ITの領域で事業展開している会社を中心とした投資や、シード期に特化している事、リード投資をメインとしハンズオンで支援や投資家ネットワークを活かした調達支援、ファンド出資者でもある既存産業領域の事業会社を巻き込んだ支援を実施しています。

その他、ファンドに投資している方々のネットワークを活用しながら投資先のサポートも行っていたり、スタートアップベンチャー向けに投資に関する情報発信のためYouTubeも行っています。

 

1-2.投資先のターゲット

繰り返しになりますが、既存産業にITを導入していくスタートアップのプレシード及びシード期に特化して投資を行っています。既存産業にインターネットを入れていったスタートアップ企業の成功事例では、「ラクスル」や「ライフネット生命」などのようなサービスをイメージするとわかりやすいかもしれません。

 

1-3.投資する際のポイント

投資する際に重点を置くポイントとしては、

・ミクロな課題感を持っている

・チームが優秀

・ある程度のマクロの規模感あるか

という3点ですね。例えば不動産で言うと、未だに紙媒体でのやり取りが行われていたりすることがまさに該当するでしょう。このような課題に対して、お金を払ってでも解決したいと思えるような課題なのかというのが「ミクロな課題感」で、あとはソリューションを課題にFITさせていくというゲームになります。そうなった時に打席に30回立てるような仮説検証能力が高いチームかどうか、VC区域に足り得るような課題の総量やお客さんの規模感で判断することが多いです。

それ以外で学歴や人数、キャリアなどは特に気にしていないですね。過去にお一人でやられているところへ出資をしたこともあります。

 

2.石橋氏について

2-1.VC業界で働いている理由

元々はクルーズ株式会社というところで業務委託で採用チームにいました。今後の採用に関する課題を解決するソリューションの1つとして、CVCを提案しクルーズベンチャーズという名前で2016年に創業したのが一番初めのきっかけです。そこで自分自身の課題を解決するべく活動していたところ、気付いたらVC業界に参入したというのが背景です。

独立する大きなきっかけとなったのは、2018年にクルーズベンチャーズが親会社の方針で吸収合併になったことです。具体的には、クルーズグループがM&Aを主戦術にするようになり、情報収集が重要となりました。これにより効率良く多くの企業に投資するためLP出資ファンドを作り、私が行っていた投資部門は吸収合併され、独立に至るという経緯です。そこで改めて個人として今までの経験を振り返り、これからの10年間使っても悔いが残らないのは何かを考えた答えとして、国内の既存産業を強くすることがやりたいと気づきました。既存産業では課題がたくさんあるが起業家の数が圧倒的に不足していたので、その業界にインターネットの力を活用を浸透させるためにもVCというビジネスモデルであれば可能ではないかと考えました。

 

2-2.投資後の付き合い方

最低限月に1度から多いところで週に1度は定例会をしておりまして、経過観察をしながら共に目標値を追いかけていくようにしています。そのプロセスの中で必要なことは人・物・金の3つであると思っています。そこで必要であれば採用のサポートに動いたり、物の改善やユーザー獲得が課題であれば、弊社から紹介するというケースもあります。資金面でもファイナンスに回っていくケースでは、責任を持って紹介をしていき一緒に資金を集めていくということも行っています。

特定の事しかやらないというわけではないのですが、だからといってフルコミなのかと言われるとそうではなく、投資先が持っている課題に対して弊社が携わることで解決し得ることは全て行っています。

 

2-3.投資先とのエピソード

any株式会社とのエピソードになるのですが、弊社ファンドができあがるのを待っていただいている状況で、準備ができ次第支援する予定でした。しかし、待っていただいている期間にany株式会社の資金が底を尽きそうになってしまい、弊社に投資予定だった投資家に相談し、弊社ファンドに投資する予定だった資金を一部お借りするなんてこともありました(笑)。

また、Recustomer株式会社とのエピソードでは、代表である柴田さんと初めは飲み会で知り合ったのですが、Recustomer株式会社では元々システムの受託開発をやりながら、SaaSのようなソフトウェアを開発していました。プロダクトの可能性よりも、柴田さん率いるチームがとても優秀だったことにシードとしての可能性を感じ、出資させていただきました。結果としてその事業はピボットすることになり、最終的にたどり着いたところが返品や返金などの自動化SaaSソフトウェアで、結果的にSaaSに特化した投資ファンドであるALL STAR SAAS FUNDなどからも出資を受けることができました。チームや人に投資した事例の1つです。

 

2-4.YouTubeを始めたきっかけ

地方の方と面談する機会も多くあるのですが、エクイティファイナンスに慣れていない方だと、検索して出てくるジャフコやGCPなどにシードにも関わらず行ってしまい、投資ラウンドも合わないため、結果的に「たらい回し」されてしまうケースがよくあります。そこで私は、投資家の情報をさらにリッチな形で、どんな人がやっていてどんなファンドなのかというところをコンテンツ化して、わかりやすく届けるために媒体としてYouTubeを選択しました。

結果的に、動画コンテンツを発信していることにより、投資家や起業家とのコミュニケーションを円滑に進められることを体感しています。

 

3.今後の展望

地域間やコミュニティ間によって生じるスタートアップ起業家同士での情報格差を埋めるべく、YouTubeを利用して価値のあるコンテンツを提供すると同時に、投資家としてまだ見つけられていない人たちの可能性やポテンシャルを引き出せるような存在に今以上になりたいと思っています。我々が携わることで既存産業のDX化を牽引し得るガゼル企業の創出に繋がると考えています。

 

4.編集後記

日本を築いてきたレガシー企業にインターネットの力で変革を起こし、さらに強い企業体にするという強い想いの元、様々なケースに合わせて起業家と伴走していく姿に今後も注目です。

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