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五反田のシンボル「ゆうぽうと」再開発

2021.11.05

五反田エリアのシンボルであった「ゆうぽうと」は2015年に閉館し、その跡地について注目されていましたが、このほど再開発計画が発表されました。

「ゆうぽうと」は、どのように生まれ変わるのでしょうか?

この記事では、「ゆうぽうと」再開発について解説します。

 

五反田エリアの歴史・情報

五反田は、JR山手線や東急池上線、桜田通りや山手通りが交わる交通の要衝です。

五反田には、長く歓楽街というイメージがついていましたが、近年では駅周辺の再開発などが進んでいます。

新興のビルなどが建ち並んできたことから、IT系のベンチャー企業等が進出するようになり、今ではアメリカのシリコンバレーにちなんで「五反田バレー」と言われています。また、お洒落なカフェやレストランなども続々と五反田エリアにオープンし、誰でも楽しめる新しい街に生まれ変わりつつあるのが現在の五反田エリアです。

そんな五反田の地名の由来は、江戸時代に遡ると言います。当時、目黒川の谷がほぼ東西に流れ、その谷周辺の水田の1区画が5反であったことが由来とされています。

「歓楽街」のイメージがついたきっかけは、大正時代に温泉が見つかり、周辺に温泉旅館が建ち並んだことです。旅館街はその後、「花街」として人々が娯楽を楽しむ場所として、広く知られるようになったことが歓楽街のイメージのきっかけとなっています。

 

「ゆうぽうと」の再開発情報

「ゆうぽうと」は、開業当初から五反田エリアのシンボル的な建物として、多くの人に親しまれてきました。

開館は、1982年4月1日、閉館は2015年9月30日で実働は33年半。日本郵政が所有し、宿泊施設、宴会場、結婚式場、フィットネスジム、会議室、レストランなどを有する複合施設でした。

立地はJR五反田駅からも近いのですが、東急池上線の「大崎広小路」駅からであれば徒歩30秒程度と立地の良さが抜群に良く、併設されている多目的ホールではコンサートやテレビの公開放送など、多くのイベントに使用されていました。

そんな「ゆうぽうと」は、閉館後に取り壊され、しばらくは駐車場として利用されていましたが、このたび土地を所有する「日本郵政不動産」が、大規模再開発の概要を発表

下記に、「ゆうぽうと」再開発に関する情報を記載していきます。

 

〇規模・・地上20階(地下3階)、建物高さ97m

〇用途・・商業施設、オフィス、多目的ホール、宿泊施設

〇所在地・・東京都品川区西五反田八丁目4番13号

〇最寄り駅・・JR五反田駅、東急池上線大崎広小路駅

〇敷地面積・・6700㎡

〇延べ床面積・・69,000㎡

〇竣工予定・・2023年12月

〇施工・・大林組

〇フロア構成 ・・1階/フードホール、2階/シェアオフィス、3階/多目的ホール、3~12階/オフィスフロア、14階~20階/宿泊施設、地下1階~3階は駐車場。

1階には、地域の人やオフィスワーカーなどが気軽に利用できるフードホールを設置、2階にはスタートアップ企業向けのシェアオフィスがあります。3階には、旧「ゆうぽうと」内にもあった多目的ホールを設置。品川区の運営となり、コンサートなどのイベント開催時は400名収容、その他カンファレンス開催時は80名収容となります。

駅に近く利便性も高いことから、広域での集客も容易で、大規模な展示会、コンサートなどのイベントや、ビジネスでの活用など幅広く利用が可能です。また、地域の人々にとっても貴重な文化・情報の発信地となり、地元五反田で親しまれやすく利用しやすいホールとなるでしょう。

また、同じく3階から12階には、五反田エリア最大級となる約1,000坪のオフィスフロアとなります。五反田エリアは、都心部一等地に比べると賃料が安価であることや、出張の際に使う新幹線の品川駅や羽田空港に行きやすいことから、大手企業の進出も続いています。もともと周辺は古くから飲食店が多く、夜は居酒屋なども多い地域であることから、サラリーマンにとっては比較的定着しやすい環境であることも大事な要素です。

次に、14階~20階には国内外で51か所もの旅館・リゾート施設を運営する、星野リゾートが入ります。非日常をテーマに日本国内の有名温泉地等に「界」シリーズや「リゾナーレ」シリーズを展開し、多くの利用客に究極の癒し空間を提供し続けています。五反田エリアで日本を代表するリゾート運営会社の星野リゾートが提供する宿泊施設は、今から注目の的です。尚、併設されているレストラン・オープンテラスでは宿泊客以外でも都心を一望できる眺望を楽しむことができます。よって、新たな都心部のスポットとなるでしょう。

 最後にデザインです。外観は全面ガラス貼りで、ブルーや白を基調とし、スタンダードな直線的フォルムがメインのデザインとなっています。高層階14階以上は、セットバックした形状であるので、近年再開発ビルに多い四角柱型とは少し変わったデザインとなっているのも目を見張ります。

 

 

五反田「ゆうぽうと」再開発の特徴

ここでは、「ゆうぽうと」大規模再開発の特徴について、3つほどご紹介します。

①地球環境への配慮

旧「ゆうぽうと」の既存地下躯体を空間および構造体として再利用することで、建物解体にて排出される廃棄物の減少、建物解体による音や振動の軽減による周辺環境への配慮、解体時に排出される二酸化炭素の抑制などにより、SDGsの達成に貢献しています。尚、地下躯体の活用については、一般社団法人日本建築センターによる健全性の評価を取得しています。更に、地下を含めた建物全体の構造設計について性能評価及び国土交通大臣の認定済みです。

また、ガラスウォールにはLow-eガラスを採用しています。Low-eガラスとは、通常のペアガラスにある中間の空気層部分に、透明膜状のLow-e膜を設置することで、夏は太陽光から放出される熱エネルギーを遮熱、冬場は外気との遮断を行います。つまり、エアコンの熱効率が良くなることで、無駄な電気を消費することなくエコが実現できています。

他にも、太陽光発電施設を屋上に設置することや、再生水や雨水をトイレなどの洗浄水として利用することなど、地球環境に配慮した取り組みを多く行っています。

 

②緑の森の整備

都市部の再開発において、緑の演出は必要不可欠です。緑は人々に癒しを与え、心を穏やかにさせてくれる重要なピースです。

当再開発では、建物の周辺をぐるっと囲むように「五反田の森」を設置します。様々な樹木が生い茂り、四季折々で異なった表情を見せる五反田の新癒し空間となります。

 

③賑わいの演出

当再開発では、「品川区 五反田駅周辺地区にぎわいゾーン 街づくりビジョン」を実現すべく、1階~3階の低層ゾーンでは多くの人々が利用できる空間を設置します。

その一つがフードホールであったり、シェアオフィス、多目的ホールとなります。特定の利用者のみならず、多くの人々が利用できる施設となることで、五反田エリアでの賑わい感を演出しています。

 

 

まとめ

五反田エリアでは、複数の再開発案件が進行中です。五反田のランドマーク的なビルであるTOCビルの建替え、五反田駅8分目黒川沿いに住居棟とオフィス棟を開発する「メグロマーク」、目黒川沿いで小中一貫の区立学校である日野学園隣地の「東五反田二丁目第3地区」の再開発、五反田駅9分旧ソニー本社ビルの跡地の再開発など、大きなプロジェクトが只今進行しています。

以前のイメージとは違い、ビジネス街としての五反田の価値は現在急上昇中です。人気が更に上がってくれば当然に賃料相場が跳ね上がることも想定されます。

利便性、将来性、ビジネス環境など多くの点で優れた、「五反田」に移転してみてはいかがでしょうか。

 

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