自治体インタビュー

【自治体インタビュー#24】福岡県飯塚市|「e-ZUKA トライバレー構想」で産学官の連携を

更新日:2022.11.04
渋谷駅近!!徒歩5分以内オフィス

飯塚市の企業誘致を行う四ヶ所氏にインタビューを行いました。産学官の連携を重視する同市がどのような支援を行っているのか紹介させていただきます。

飯塚市役所
経済政策推進室
企業誘致担当
四ヶ所 祐樹 氏

【福岡県飯塚市】

 

1.飯塚市について

1-1.特徴

飯塚市は福岡県の中央に位置し、国道が市に跨るように縦と横に通っているため、福岡市や北九州市へのアクセスがいいです。どちらも車で60分圏内です。また、博多駅・小倉駅共に60分以内で行けるため、通勤通学でも不便は感じないのではないでしょうか。

自然が多く、かつては炭鉱として栄えた地で、今でも炭鉱遺構が残っています。さらに、長崎街道、別名「シュガーロード」が通っていたこともあり、昔は高価なものであった砂糖が伝来した街でもあります。福岡県のお土産として知られる「千鳥饅頭」や「ひよ子」等もシュガーロードが通っていたことにより誕生しました。

 

1-2.観光エリア

筑豊地区は炭鉱やボタ山が多く、明治時代に多くの労働者が集まりました。当時建てられた旧伊藤伝右衛門邸宅や嘉穂劇場などの歴史的文化財があります。さらに、当時の炭鉱の資料や遺跡の出土品を展示する歴史資料館もあります。

旧伊藤伝右衛門邸宅は、筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門が暮らした邸宅で、一畳たたみを使用した芸術的技法の建物です。歌人・柳原白蓮も一緒に暮らした邸宅とされています。

嘉穂劇場は現在休館していますが、1931年に建てられた木造の芝居小屋で、設立当時50個近くあった芝居小屋の中で唯一残っています。

また、「THE Retreat」というスポーツ・リゾート施設が、2020年にグランドオープンし、市外からも多くの方が訪れています。無料Wi-Fiも通っているため、ワーケーション施設としても使えると思います。

そして、娯楽施設としてオートレース場「IIZUKA AUTO」もあります。連日多くのレースが行われています。

歴史的建造物から娯楽施設まで多くの施設があるため、観光で来ても1日満喫できると思います。

 

1-3.オフィスエリア

飯塚市には23の工業団地があり、その中に160社の企業があります。主に製造業や物流関係が多く、飯塚市が各方面にアクセスが良いことが影響しています。

現在、オフィスビルは少ないですが、市内大学の近くに集中していますね。コワーキングスペースとは少し離れますが、新産業創出支援センター(e-ZUKA トライバレーセンター)があります。ここは、スタートアップを目指す方や研究開発により新分野進出を目指す方に、低額の使用料でオフィスを提供する支援施設です。インキュベーション施設内で、IT企業同士だけでなく企業と学生の交流も行っています。実際に先日も飯塚市と学生、インキュベーション施設に入居する企業を対象にピザパーティを行いました。今まで以上に産学官の連携ができるような体制を作っていきます。

「e-ZUKA トライバレー構想」とは、「産学官連携」「ベンチャー支援」「人材育成」「企業誘致・案件創出」という4つの観点から新産業創出を目指す取り組みである。

[1]産学官連携事業
独創的なアイデアの実用化,産業技術の高度化,競争力強化等を促進するために産学技術交流を実施。

[2]ベンチャー支援事業
起業希望者等に対してスタートアップの負担軽減を図るための施策を展開。

[3]人材育成事業
起業後の人材へ経営戦略等の知識・経験の補強を図るため,人材の教育・育成を実施。

[4]企業誘致・案件創出事業
県や関連機関との連携を図りながら,今後の企業集積の核となりうる企業を誘致。また,セミナー等を開催して本市のPRにも努める。
引用:“e-ZUKAトライバレー構想”に基づく雇用対策事業|厚生労働省

 

また、近年、飯塚市で起業するスタートアップ・ベンチャー企業は製造業が多いです。先程説明させていただいたように飯塚市は2つの国道があり、福岡市にも北九州市にもアクセスがいいため、物流の拠点になることと、雇用数を確保しやすいことで製造業が多いと思います。IT系の企業も徐々に増えており、その場合は市内大学近くに立地することが多いです。中にはアパートの一角に事務所を構えている企業もあります。

年々、企業数が増えていますが、今後もスタートアップ・ベンチャー企業の誘致を積極的に行っていきたいと考えています。

 

2.飯塚市で働く魅力

地方都市はどこもそうだと思うのですが、首都圏に比べると通勤時間を短くすることができると思います。家賃相場が低いため、職場や駅の近くに住むことができ、結果的に通勤時間が短くなります。
飯塚市は各方面へのアクセスがいい地域のため、飯塚市を拠点に九州へ展開するのもいいかもしれません。

工業団地は全て埋まっているので、今後新しい工業団地を整備する必要があります。
元々が炭鉱の都市なので、工業用地適地として活用できない場合もあり、調査が必要になってきますが、なかなか見つからないのが現状です。

 

3.企業向け助成金制度

基幹産業である製造業だけでなく、情報サービス業や移動電気通信業など幅広く支援を行っています。補助金の交付には事前の申請が必要なため、まずはお問合せください。

【飯塚市企業立地促進補助金】

 

・新設の場合

画像出典:飯塚市企業立地促進補助金

・移設・増設の場合

画像出典:飯塚市企業立地促進補助金

・東京圏から飯塚市内への移転・新設の場合

画像出典:飯塚市企業立地促進補助金

 

4.最後に

私たちは、企業誘致により飯塚市民の雇用の創出だけでなく、所得の向上や飯塚市の税収の増加を期待しています。新たな企業が進出・創業することにより、雇用の創出に繋がり、新たな産業が発展することにより労働者の所得も向上すると思っています。さらに、新たな企業と地場の企業で取引を行うことで、地域経済の活性化にもなります。

そして、飯塚市に新たな企業が進出する際には、飯塚市に定住してもらえればと考えています。定住してもらうためには飯塚市の魅力を向上させていく必要があるため、教育の充実や子育て支援を厚くしています。長い目で見て飯塚市が住みやすいと思ってもらえるように様々な施策を打っていきたいですね。移住支援も行っているので、企業進出の際に併せてご相談いただければと思います。

過去に飯塚市に進出した事例はいくつかあり、その内2つを紹介させていただきます。
1つ目はジェネリック医薬品大手の沢井製薬株式会社の製造工場です。投資額350億円となる第二九州工場の建設で、2024年1月より稼働開始予定です。これにより約500人の雇用を創出できる見込みです。

2つ目は株式会社テクノスジャパンです。九州工業大学と産学共同研究をスタートし、その一環で同社がサテライトオフィス(研究室)を開設しました。

若者は就職と同時に福岡市内や関西・首都圏へ行ってしまうことがあるため、若者が地元で働けるようにしたいですね。企業にとっては、飯塚市は3つの大学と複数の専門学校があるため、比較的新卒の採用がしやすい地域とも言えるのではないでしょうか。さらに、「e-ZUKA トライバレー構想」により産学官の連携がしやすい地域でもあります。
優秀な人材が育つ環境があるのにも関わらず、市外に出ていってしまうのは飯塚市の発展にとっても勿体無いことだと考えています。

企業誘致だけでなく、飯塚市に住むとなった時にも魅力を感じてもらえるようこれからも様々な支援を行っていきます。企業に合わせて柔軟に対応できればと思いますので、お気軽にご相談いただければと思います。

 

5.編集後記

飯塚市が行う企業誘致や同市で働く魅力について伺いました。「e-ZUKA トライバレー構想」で産学官の連携を行う同市で、新たな産業が生まれるかもしれません。

 

福岡県飯塚市の助成金情報のお問い合わせはこちら

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