自治体インタビュー

【自治体インタビュー#1】北海道北見市|オホーツク海に面した豊かな自然と都市機能が備わった街

2022.05.05

北見市商工観光部 工業振興課にて企業誘致を担当している松原氏に北見市で働く魅力や企業誘致への想いを伺いました。北見市は北海道の東部に位置しており、人口約12万人のオホーツク圏最大の地域です。

北見市商工観光部

工業振興課 工業係

松原 綾香 氏

 

【北見市公式サイト】

 

1.北海道北見市について

1-1.特徴

北見市は北海道の東側、オホーツク海側に面しています。東西に伸びる道路の距離が約110kmあり、これは箱根駅伝の距離に相当し、日本一の長さを誇ります。

北見市には、生産量が全国1位の「玉ねぎ」や、日本有数の水揚げ量を誇る「ホタテ」など、数々の名産品があります。また、人口一人あたりの焼肉店舗数が北海道一で、人口12万人に対して焼肉店が70店舗以上あり、毎年2月に行われる「北見厳寒の焼き肉まつり」では、マイナス気温の屋外で焼肉を楽しむという焼肉愛に溢れた街です。

さらに、2022年2月に開催された北京オリンピックの女子カーリング競技にて、見事銀メダルを獲得したカーリングチーム、ロコ・ソラーレの本拠地でもあります。

 

1-2.オフィスエリア

オフィスの賃料は東京都内のオフィスに比べると約1/3程度で、コワーキング施設なども非常にリーズナブルな金額で利用することができます。

北見市としてテレワークを推奨しているため、中心商店街の空き店舗を活用したサテライトオフィスを整備しています。その1つとして「KITAMI BASE」という施設を紹介します。

画像参照:KITAMI BASE

KITAMI BASEは、コワーキングスペースと宿泊機能を併せ持ったワークスペースです。2017年から「サテライトオフィス北見」として運営していましたが、2022年3月にリニューアルオープンしました。

新しいスタイル×つなぐ×イノベーション」をコンセプトに起業家、ビジネスパーソン、インフルエンサーが集い、イノベーションを生み出す場所として機能しています。またセミナーやイベントの会場としても利用可能です。

 

施設内は、4時間からドロップインにて利用できるワーキングスペース、月額制で専用席を固定利用できるシェアオフィス、打ち合わせやイベントに最適な個室空間のミーティングスペース、宿泊できるステイルームの4エリアで構成されています。

<ワーキングスペース>

4時間利用/¥1,100(税込)

1日利用/¥1,650(税込)

1ヶ月利用/¥8,800(税込)

 

<シェアオフィス>

1ヶ月利用/¥16,500(税込)

 

<ミーティングスペース>

1時間/¥550(税込)

半日/¥3,850(税込)

 

<ステイルーム>

1泊/¥3,850(税込)

 

首都圏に比べると非常に使いやすい金額設定となっているので、北見市に来た際にはぜひ活用してもらえたら嬉しいです。

 

1-3.観光エリア

北見市には「サロマ湖」という北海道で一番大きな湖があります。サロマ湖は、夕日の名所として広く知られ、オホーツク海とつながる水平線から眺める夕日が絶景です。元々はオホーツク海の一部でしたが、次第に海と湖を隔てる砂州ができ、約1,000年の時を経て現在の形となりました。

季節の変化と共に表情の変わるサロマ湖をぜひご覧いただければと思います。

画像出典:サロマ湖|北見市

 

【サロマ湖の写真はこちらから】

 

また、北海道ならではの「北きつね牧場」も人気のスポットです。人馴れした約50匹のキタキツネが放し飼いになっている牧場で、愛嬌たっぷりの可愛らしい姿を間近で見ることができます。「北きつね牧場」という名称ですが、キタキツネだけでなくエゾタヌキもキツネ達と共に生活をしています。自然豊かな北見の地でのびのび暮らす姿をぜひ見に来てもらえればと思います。

 

 

2.働く環境の魅力

北海道北見市というと東京などの都心から遠いイメージかと思いますが、羽田空港からバスを乗り継いでも片道2時間半ほどで来れる利便性の良い地域です。

都心からのアクセスがいい地域でありながら、スキー場まで車で15分程度で行けたり、川や山へのアクセスも良く、アウトドアや地域グルメを楽しみながら仕事ができるのは北見市ならではの魅力だと思います。

 

また、北見工業大学が市内にあるため、理系人材の確保ができるという部分も特徴の1つ。北見工業大学の学生と地域をつなげる活動のひとつとして、首都圏企業との連携でインターンシップを企画したり、共同研究を実施するなど積極的に活動しています。

 

3.企業向け助成金制度

北見市には助成金が様々あります。

 

【企業支援・企業立地】

 

<補助制度を一部紹介>※それぞれ別途要件あり

①IT関連企業の市内進出に際し、オフィス賃借料等の一部を入居後3年間補助

②IT関連企業の市内進出に際し、航空運賃の一部を事業開始後、最長3年間補助

③製造業、試験研究施設、IT企業、コールセンターを対象とした補助制度。市内進出時に初期投資(土地・建物・設備)にかかる費用を補助

 

中でも特徴的な制度としては、企業立地の雇用補助金が少し特殊です。現在北見市には、IT企業であれば、北見市への移住者が1名から補助金が支給される制度があります。

今までは市内に進出したIT企業で15名以上雇用している場合に、ひとり20万円を事業所開設から5年間補助するという制度でした。この制度を拡充し、市内に住民票を移した従業員が1名でもいればこの制度を適用させるというルールへ変更しました。

 

 

この取り組みでもわかるように、市としては「企業」という枠から「個人」へ誘致ターゲットを広げ、企業誘致のPRをしていこうとしています。

 

4.企業誘致への想い

北見市は、IT企業の誘致に注力しており、震災後のリスク分散や都心よりもオフィス賃料が安い点、理系人材が豊富で首都圏のIT人材不足に対応できる部分を強みとしてPRしています。

実際に年間50社ほどのIT企業を訪問し、社内の現地視察を行ったり、北見工業大学と連携し企業と学生のマッチングを推進しています。

 

北見工業大学と連携した人材回帰モデル「サケモデル」を考案し、入社後は一旦首都圏の本社で働き、いずれは地元北見市に戻ってきてもらえるような働き方も推奨しています。

首都圏で働くお子さんがいる北見市在住の親御さんに向けてテレワークについての説明会を実施したり、正月やお盆の時期に合わせてセミナーを実施するなど、遠方で働く北見市出身の方の目に留まるような施策も定期的に行っています。

さらには人材育成の一環として、首都圏からテレワークで北見市にいるワーカーの方を講師として招き、地元にいながらやりたい仕事ができるということを知ってもらう企画を行っています。小学生向けのプログラミング講座や高校生向けのテレワークセミナーを開催しています。

 

また、2015年に総務省が実施した地方創生の施策として「ふるさとテレワーク推進のための地域実証事業」に北見市が選ばれ、IT企業を中心とした首都圏の企業9社から約180名がテレワークを実施しました。実証後、参加した9社のうち3社と地域創生に向けた連携協定を締結し、地域と連携したIT産業を展開しています。以降、「テレワークであれば北見市からでも仕事ができる」ということをアピールし、企業誘致活動を本格化させました。首都圏の企業を対象に「北見テレワークセミナー」を開催するなど、北見市の魅力をPRし続けています。

 

「企業」から「個人」へフォーカスした補助制度や、自然豊かな北の大地を堪能できる北見市を、ぜひ働く場所として検討いただけますと幸いです。

 

5.編集後記

オホーツク海を見渡せる距離にある北見市。壮大な自然の中にもアクセスの良さや都会的な機能を兼ね備えたハイブリットな地域です。北見市出身の方が戻ってきてくれるような施策や働いてもらうための制度など、様々な取り組みを行っていました。

積極的に企業誘致を行っている北見市、進出の際には検討に入れてみてはいかがでしょうか。

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