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広い空間を有効活用!鉄道高架下にある商業施設&シェアオフィス・コワーキング6選

2022.05.11

1.高架下の有効活用

鉄道高架下は、駅直結という好立地でありながらも、薄暗く、敷地が細長く、線路下であるが故の騒音が懸念され、自転車置き場や倉庫としての活用がほとんどでした。

しかし近年では、鉄道会社が駅の改装や耐震工事を期に、街の魅力を発信していこうという流れに変わってきており、東京都内でも架下を活用した商業施設やオフィスが増えています。

 

高架下の商業施設は、狭い敷地を活かし小さな店舗をいくつも誘致することで賑わいを演出しています。クリエイター同士の共同出店なども多く見られ、新たなビジネスの発展にも貢献しています。

 

また、リモートワークが定着し、オフィス以外で仕事をする機会が増え、コワーキングスペースやシェアオフィスの需要が高まっていることから、駅近で利便性のいい高架下は絶好の立地として活用されてきています。特有の細長い敷地は、一人で作業するスペースさえあれば十分なコワーキングスペースにピッタリです。

 

2.高架下の施設活用

2-1.広い空間の有効利用

鉄道の高架下は天井が高く、細長く奥行きがあるのが特徴的です。細長い空間を活用して複数のテナントを誘致し、商業施設として活用している駅もあります。また、イベント実施場所として開放していたり、コワーキングオフィスが運用されているなど、様々な活用方法があります。

 

2-2.駅直結の利便性

高架下の最大のメリットは駅直結であることです。駅から出ることなくアクセスできるため、利便性に優れています。帰宅前にふらっと立ち寄ったり、電車に乗るまでの待ち時間に立ち寄ることも可能です。

 

2-3.天候に左右されない立地

駅から出ることなくアクセスできるので、雨の日であっても傘を差すことなくゆっくり買い物を楽しむことができます。また、日陰になる高架下は夏場の避暑としても効果的。涼みがてら店舗を見て回ったり、施設を利用するのもおすすめです。

 

3.高架下にある商業施設6選

3-1.日比谷OKUROJI

画像出典:日比谷OKUROJI

 

日比谷OKUROJI」は、山手線の有楽町駅と新橋駅の間の高架下に、2020年9月にオープンした商業施設です。300m続くレンガ造りの高架下に生まれた「日比谷OKUROJI」は、飲食店が24店舗、物販店が13店舗の合計37店舗が軒を連ね、ビジネス街に賑わいをもたらしています。

東京の中心地である日比谷・銀座の「」にあることに加え、高架下通路の雰囲気を「路地」という言葉に置き換え「オクロジ」と命名されました。粋な大人たちが足繁く通うひそかな穴場感を表現しています。

 

3-2.2k540 AKI-OKA ARTISAN

画像出典:2k540 AKI-OKA ARTISAN

 

2k540 AKI-OKA ARTISAN」は、山手線の秋葉原駅と御徒町駅間の高架下にある商業施設です。主に雑貨やアクセサリー、ファッション、カフェなど47店舗が出店しています。

施設名である「2k540」とは、東京駅から2k540m付近の距離にあるため、「AKI-OKA」は秋葉原駅と御徒町駅の中間に位置していることから名付けられました。

かつて御徒町周辺は伝統工芸職人の街であり、2k540 AKI-OKA ARTISANにもその名残を表すように革製品やジュエリーショップなど「ものづくり」の店舗が多く出店。実際に体験ができるワークショップ工房などもあり、個性溢れる店舗が揃っています。

 

3-3.ミカン下北

画像出典:京王電鉄株式会社プレスリリース

 

京王井の頭線の下北駅の高架下に2022年3月にオープンした「ミカン下北」。「ようこそ。遊ぶと働くの未完地帯へ。」をコンセプトに、飲食店や物販店、コワーキングスペース、少人数向けのレンタルオフィスがひとつに集約された複合施設です。下北沢らしい個性的な価値観やアイデアを持った人たちが交わり、新たな挑戦が具体化されていく拠点として発信していきます。

「ミカン下北」の由来は、多様な文化が交差し、絶えず自由に編集され変わり続ける、つまり常に未完であることに下北沢の普遍的な魅力を見出し、未完ゆえに生まれる新たな実験や挑戦を促す想いから名付けられました。

 

3-4.中目黒高架下

画像出典:REALGATE

 

東急東横線の中目黒駅から祐天寺駅の間、全長700mの高架下にある「中目黒高架下」。「Roof Sharing(ルーフ シェアリング)」をコンセプトに、2016年に誕生しました。飲食店や物販店はもちろんのこと、体験型工房やコインランドリーなど、中目黒らしい個性豊かでハイセンスな店舗が建ち並びます。また、中目黒駅から祐天寺駅方面へ5分ほど歩いたところの「NAKAME GALLERY STREET」はレンタルオフィスとして運用しており、あらゆるクリエイターが想像力を発揮させ、様々なカルチャーを発信しています。

 

3-5.東京ミズマチ

画像出典:東京ミズマチ

 

東武伊勢崎線の浅草駅からとうきょうスカイツリー駅の高架下にある「東京ミズマチ」。「東京ミズマチ」の名称は、東京スカイツリータウンの商業施設「東京ソラマチ」と合わせ、北十間川沿いの水辺の街であることを表現しています。

東京ミズマチの目の前の遊歩道「すみだリバーウォーク」はスカイツリーまで続いており、浅草寺~北十間川エリア~東京スカイツリータウンを最短で結んでいます。訪れる人が楽しみながら回遊できるルートを創出し、エリア連携を強化する目的があります。

店舗は飲食店やボルダリングジム、ホテルなど観光にも便利なスポットです。

 

3-6.mAAch マーチ エキュート 神田万世橋

 

JR中央線の神田駅~御茶ノ水駅間にある「マーチエキュート神田万世橋」は、かつて中央線の駅として存在した「万世橋駅」の遺構を利用した商業施設です。

「万世橋駅」は1912年にできた当時中央線の終点駅でした。その後、1943年に乗降客数が減少したため営業休止となり、残されたレンガの構造を活かし、2013年に「マーチエキュート神田万世橋」として開業されました。飲食店や物販店が17店舗建ち並んでおり、歴史を感じる重厚感かつレトロなレンガ造りは、近隣のオフィスワーカーだけでなく外国人観光客にも人気のスポットです。

 

4.高架下にあるシェアオフィス・コワーキング6選

4-1.BIZcomfort西日暮里

画像出典:BIZcomfort西日暮里

 

京成本線の西日暮里駅高架下にある「BIZcomfort西日暮里」は、24時間利用可能なシェアオフィスです。全部で33席用意されており、利用プランによって使えるスペースや日程が異なります。オプションで法人登記ができたり、ロッカーやポストの利用も可能です。集中できるワークスペースはもちろん、WEB会議に便利なフォンブースや落ち着いて食事ができるカフェブースなど、様々なビジネスシーンで活用できるスペースが揃っています。

 

4-2.KO-TO

画像出典:KO-TO

 

JR中央線東小金井駅近くの高架下にある施設「KO-TO」。小金井市が設置した公共の創業支援施設で、ワークスペースや個室をシェアオフィスとして利用できます。1日だけのドロップイン利用も可能で、1日利用料は1,000円とリーズナブル。起業家だけでなく、デザイナーやクリエイターなど多彩な分野の人々が集まっています。

KO-TOは、「地域に必要な仕事をつくる人々の拠点」をコンセプトに作られており、公共施設という利点を活かし、行政、金融機関、NPO、地元商業者、大学、士業など、様々なネットワークを広げることが可能です。また、地域との結びつきも強く、市民も参加できるイベントの開催や街の活動との連携を深めています。

 

4-3.PO-TO

画像出典:PO-TO

 

4-2で紹介した「KO-TO」と隣接する「PO-TO」。シェアオフィスとして利用でき、店舗やショールームなどにも利用することができるオフィスです。道路に面して18部屋が建ち並び、部屋ごとに屋号を出せる看板が設置されています。法人登記も可能で、会議室や共有ラウンジ、ポストなどオフィスとしての機能は十分です。隣り合う部屋はすべて行き来ができるような造りになっており、利用者同士のコミュニケーションが活発化するような仕掛けになっています。

 

4-4.KOCA

画像出典:KOCA

 

京浜急行電鉄本線の梅屋敷駅高架下にある「KOCA」。ものづくりに特化した施設で、コワーキングスペース、イベントスペース、シェア工房として利用可能です。大田区の町工場が密集するこのエリアは、昔からクリエイター気質の職人が集まる街。新しい発想を持つエネルギッシュなクリエイターが創作の拠点として流入してくることで、ものづくりのネットワークがより強化されています。

 

4-5.BIZcomfort曳舟

画像出典:BIZcomfort曳舟

 

京成押上線の京成曳舟駅の高架下にあるコワーキングスペース「BIZcomfort曳舟」。4-1で紹介した「BIZcomfort西日暮里」と同シリーズで、法人登記が可能なだけでなく、会議室やフォンブースなどのオフィス機能も充足しています。内装のコンセプトは「NYのSubway」をイメージしており、ベースカラーが黄色と黒に統一され、NYのストリートカルチャーであるウォールアートをアクセントとした、アンダーグラウンドな雰囲気を演出しています。

 

4-6.SYCL by KEIO

画像出典:京王電鉄株式会社プレスリリース

 

3-3で紹介した「ミカン下北」に併設するコワーキングスペースとシェアオフィス「SYCL by KEIO」。24時間利用可能で、法人登記も可能。2フロア・5エリアからなる施設で、フリーアドレスのワークスペースや個室ブース、会議室などの基本ワークスペースを完備。その他、開放的なテラスやキッチンスペースなどのリラックス空間も利用可能で、他企業との交流も生まれやすい仕掛けが豊富です。

現在はA街区のみが稼働中ですが、2022年夏頃にはB棟も稼働開始予定です。

 

5.まとめ

近年賑わいを見せている高架下ビジネス。高架下という独特な空間は、日常に少しの特別感をもたらしてくれます。新たな交流や出会いが生まれ、新たなビジネスが始まる、そんな空間を味わってみてはいかがでしょうか。

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