サービスオフィスインタビュー

「日本一起業家に優しいまち北九州」にするための支援を実施|【サービスオフィスインタビュー#3】COMPASS小倉

更新日:2023.01.10

COMPASS小倉の福岡氏に「日本一起業家にやさしいまち北九州」になるためのための取り組みやこれからのオフィスの在り方についてインタビュー。北九州市の中核となるようなコワーキングスペースでした。

 

COMPASS小倉

インキュベーションマネージャー

福岡 広兵 氏

 

【COMPASS小倉】

 

fabbit共同事業体について

fabbit共同事業体はAPAMAN株式会社など5社を含めたものです。「北九州テレワークセンター」は北九州市の区分所有で、私たちは指定管理者として、愛称「COMPASS小倉」を運営しています。

元々、「北九州テレワークセンター」は2000年に設置されていたのですが、2018年にリニューアルオープンし、その際に私たちfabbit共同事業体が指定管理者になりました。

 

COMPASS小倉について

「日本一起業家にやさしいまち北九州」をコンセプトにCOMPASS小倉を運営しています。

創業支援プログラムの実施や創業に関する総合相談窓口の設置だけでなく、地場の企業と北九州市で創業・進出した企業をマッチングしたりしています。「北九州テレワークセンター」設置時からインキュベーションを実施していましたが、2018年にさらに支援強化をしました。

COMPASS小倉ではターゲットをスタートアップ・ベンチャーだけに絞ることなく、中小企業やフリーランスもカバーしていきたいと思っています。北九州市内に複数のコワーキングスペースがありますが、COMPASS小倉はその中核となる施設になってほしいと思っています。

 

創業相談は予約制になっていますが、何度でも無料で創業相談に乗っており、そこでヒアリングした悩みを解決しています。そこで解決できないことは士業やベンチャーキャピタル(VC)をマッチングすることもあります。

さらに、定期的にオフラインイベントを開催しており、開催初年度は100回の開催を行いました。現在はコロナ禍で回数が減っていますが、今後これから再開していければと思っています。北九州市ではまだまだ「起業」に関する認知度が低いため、浸透させるためにこれからオフラインイベントを積極的に行っていければと思います。

 

また、指定管理者である私たちfabbit共同事業体と北九州市の担当者で定期的に交流を行い、インキュベーション施設としてのソフトな面からハードな面の管理まで行っています。民間企業の知見を生かしながら北九州市と連携することで相乗効果を獲得していければと考えています。

そして、COMPASS小倉は年々利用者が増加しており、バーチャルオフィスとしての利用もされています。利用者が増えたことにより自然と利用者同士の交流が増えていますが、施設としても利用者交流会の実施をしています。ビジネスマッチングを行うこともあり、そこでどんな人が入居しているのか面識を合わせることができる場もあります。

イベントはこれから再開し始めるところのため、ビジネスマッチングの事例は少ないですが、過去に実施したイベントでは映像系の企業とWeb系の企業で舞台周りの手伝いをしてもらいました。COMPASS小倉内での内部発注が起きており、利用者が会社設立時に他の利用者へホームページのデザインを依頼することもありました。

一般的なコワーキングスペースではドロップインの利用者が多いと思うのですが、COMPASS小倉は少ないかもしれません。月額固定の利用者が8割で、「北九州テレワークセンター」時代から同じような割合です。業種は情報通信系・IT系や介護系、製造業など幅広い業種の利用者がいます。さらに、地場の企業や首都圏から北九州市へ進出した企業、出張時のサテライトオフィスとして利用する企業もあります。どんな企業・業種も受け付ける体制なので、幅広い業種・企業が利用しているのだと思います。

 

コワーキングスペース

固定席、チームルーム(個室)、フリー席の計3つのエリアに分かれています。バーカウンターやオープンな場所を作ることで自然とコミュニケーションが生まれるようなレイアウトにしています。

また、各エリアの契約の他にバーチャル(住所利用)も可能です。

2018年のCOMPASS小倉へのリニューアル前は厚めの絨毯で「ザ・行政」という雰囲気だったのですが、リニューアルにより内装がガラリと変わりました

コワーキングスペースをイベントスペースとして使用し、イベントを開催することもあります。実際に先日もビジネスマッチングを目的とした「COMPASS小倉 大交流会」を開催しました。

画像出典:北九州市スタートアップ支援ポータルサイト

 

また、「COMPASS小倉アクセラレーションプログラム」も開催予定で、2022年7月1日よりエントリー受付を開始し、多くの企業にエントリーいただいています。北九州からユニコーンを創出することを目的とし、COMPASS小倉独自の支援を行います。定期的に様々なイベントを開催しているので、気軽にご参加いただければと思います。

 

チームルーム

10.02〜22.38㎡の広さの部屋が18室あります。

企業規模やフェーズに合わせて利用できると思います。

画像出典:施設案内 | コンパス小倉 -北九州市のコワーキングスペース・シェアオフィス

 

スモールオフィス

インキュベーションからの卒業企業や情報通信大手企業、ベンチャー企業等のためのオフィスゾーンです。全21室ありますが、現在すべて入居しており、様々な業種の企業に入居いただいています。

 

入居テナントのための取り組み

先程紹介させていただいたイベントの実施の他、北九州市開業ワンストップセンターや雇用労働相談センター、JETRO窓口の開設なども行っています。

また、北九州市が「国家戦略特区(地方創生特区第2弾)」に指定されたこともあり、行政機関との連携を行いながら支援を行っています。困ったことはCOMPASS小倉に相談をすればなんでも解決できるような体制のため、お気軽にご相談いただければと思います。

例えば、北九州市に進出した企業で農業や林業にどうやってアプローチしたらいいのかわからないといったことがありました。その際にCOMPASS小倉を通じて地場の企業と繋ぐこともあります。いろんな繋ぎ方ができるので、ニーズに合わせて柔軟に対応していきます。

 

そして、COMPASS小倉は行政の施設なので、ここを利用することで企業としての箔が付くのではないかと考えています。

 

これからのオフィスの在り方について

一時はコロナ禍によりオフィス縮小の動きも見られましたが、リアルコミュニケーションに勝るものはないと思っています。リアルコミュニケーションによりリモートでは再現できないコラボレーションを生むこともあります。例えば、オンライン飲み会と対面での飲み会でお互いを深く知ることができるのは、対面での飲み会だと考えています。仕事も同じで、対面でコミュニケーションをとることにより、仕事に向かうモチベーションが変わったり、ライバルの動きが見えたりしてメリットの方が多いと思っています。ライバルの動きを見ながら切磋琢磨することで事業拡大のスケールが大きくなり、結果的に企業成長のスピードにもつながるのではないでしょうか。これは企業に所属する人だけではなく、フリーランスで働く人にとっても同じです。人間の身体自体も元素の集合体なので、人と人が直接会って話すことで化学反応が起きるのではないかと思っています。

ただ、オンラインがダメというわけではなく、目的特化型のコミュニケーションであればオンラインでもいいと思うので、時と場合によって使い分ける必要があると思います。

 

また、COMPASS小倉を運営する中で、徐々に在宅から出社への動きになっているのを肌で感じており、全体的に活気が出ていると感じています。利用者同士での交流が増え、夜には一緒に飲みにいく姿も見受けられます。北九州市は昔から職人が集まる街で、世話好きの人が多いので、初めて北九州市に進出した企業でもCOMPASS小倉内で自然とコミュニケーションが増えると思います。いい意味でねちっこいコミュニケーションだと感じています。

 

COMPASS小倉は、敢えて定量的ではないコンセプト「日本一起業家にやさしいまち北九州」にしています。今後それをさらに体現していくためには、時代のトレンドを取り入れながら創業者・起業家に優しい施設であり続けられればと思っています。様々な支援を行う中で、銀行からお金を融資してもらうだけじゃなく、出資してくれる人を紹介したりして企業活動を継続できるような支援を行うように意識しています。

 

シリコンバレーや東京などと同じ再現性はなくとも、近しいことは北九州市・小倉でもできるのではないかと考えています。ただ、一辺倒になると大事なことを見失って、創業者が求めるものを提供できかねません。そうならないためにもCOMPASS小倉だからこそできる支援を行い、COMPASS小倉のスタイルを模索していきたいです。

 

編集後記

COMPASS小倉の福岡氏にCOMPASS小倉の魅力やどんな取り組みをされているのかを伺いました。ただのコワーキング施設ではなく、創業者・起業家にとことん寄り添った支援を行う、北九州市ならではの施設でした。

北九州市への進出の際に相談をしてみるといいでしょう。

 

ハイッテ編集部からの一言

株式会社IPPO(イッポ)ではオフィス移転を単なる「引っ越し」ではなく、企業価値を高める「重要なプロジェクト」のひとつと考えています。

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