自治体インタビュー

【自治体インタビュー#2】鳥取県鳥取市|豊かな自然とコンパクトな都市環境で働きやすさを追求

2022.05.10

様々なランキングで上位ランクインをおさめている鳥取県鳥取市。市としての取り組みや、まだオープン間もないコワーキングスペースについて企業立地・支援課の山根氏にお伺いしました。

 

鳥取市経済観光部 企業立地・支援課 誘致・振興係
係長
山根 裕史 氏

 

1.鳥取県鳥取市について

1-1.特徴

 

鳥取市は人口18.5万人の中核市で、山と海の両方の自然に囲まれているため、食も充実しており、食を気に入って移住される方も少なくありません。宝島社の「住みたい田舎」ベストランキングに10年連続でTOP10入りしており、特に子育て施策に対し、非常に力をいれています。
2021年、日本経済新聞の調査による「多様な働き方が可能な条件がそろう」ランキングでは2位を獲得いたしました。ランクインできた理由はおそらく、コンパクトな都市環境を活かしたワーケーションを進めていることが評価いただけたのかなと思っています。

 

画像出典:日本経済新聞

 

1-2.観光エリア

鳥取砂丘が有名ですが、それ以外にも豊かな自然が広がっているため、夏は海で遊んで、冬は山でスキーなど、季節を問わず、食もレジャーも目一杯楽しむことができます。
駅から10分弱の場所には鳥取温泉があるのですが、県庁所在地の駅からこんなに近くに温泉があるところは、他にあまりないかと思います。他にも、鹿野温泉や吉岡温泉など、複数の温泉を堪能できます。
働きながら、遊んだりリフレッシュしたりすることができる環境があるのが強みです。

 

1-3.オフィスエリア

鳥取砂丘コナン空港が市街地に隣接しているため、空港から車で15分程度でメインのエリアに到着することができます。羽田から鳥取まで飛行機で約1時間、京阪神への移動も車で2時間半と、往復が発生する場合も交通の便がいいです。

 

画像出典:鳥取市公式HP

 

また、コンパクトなまちづくりを進めており、平均通勤時間は15〜20分程度です。
加えて、新型コロナウイルス対策も鳥取県・鳥取市で協力して取り組んでいます。鳥取県知事の取り組み「鳥取方式」は全国的にも話題になりましたが、ウィズコロナ時代のなかで暮らしやすい環境を提供できる、非常に魅力ある都市であると思っています。

 

画像出典:とりネット

 

2.鳥取市で働く魅力

鳥取市では、ワークスペースを4箇所に設けています。

 

2-1.SAND BOX TOTTORI | 鳥取砂丘

画像出典:SAND BOX TOTTORI公式HP

 

2022年5月オープン予定で、鳥取砂丘の玄関口にあたる場所に位置します。

 

 

喫茶兼ワークスペースというかたちで、2階建になっています。ここでは鳥取砂丘のアクティビティを体験できるだけでなく、ゴルフ場やこどもの国もあり、キャンプ場の再整備も進んでいます。また、2〜3年後には近隣でリゾートホテルが建設予定なので、ゆくゆくはこれらと連携した滞在が可能になります。

また、鳥取県では「とっとり宇宙産業チャレンジ事業」という取り組みを行っています。実は、鳥取砂丘は国内で最も月面に近い環境であるといわれており、月面でのプロジェクト実現に向けて、鳥取砂丘で実証実験をする企業が増えてきています。夜の鳥取砂丘を月面に見立てて、ARを使用して宇宙の月面基地体験をすることもできるため、エンターテイメントとして月面体験のソリューションを民間企業主体で取り組んでいます。この取り組みの拠点として、SAND BOX TOTTORIを利用することができます。そういった、宇宙ビジネス関係の企業が集まる場所になればいいなと期待しています。

 

【鳥取砂丘での月面体験の実証サイト】

 

チャレンジ精神のあるベンチャー企業の方が、ここを拠点として活躍してくれることを非常に楽しみにしています。

 

画像出典:SAND BOX TOTTORI公式HP

 

2-2.MARCHING.bldg(マーチングビル) | 中心市街地

画像出典:株式会社まるにわ公式HP

 

MARCHING.bldg(マーチングビル)は、2021年4月にオープンしました。かつて陶器店だった空き物件をリノベーションして建てられたシェアオフィス兼シェアハウスです。中心市街地はどこに行くにも便利で、都会から移住しても不便にならない環境です。田舎すぎず都会すぎず、全ての観光地へのハブとなっており、かつ温泉が徒歩圏内にあるので、どこに行くにも利便性が高いエリアです。

 

 

MARCHING.bldgを運営する「(株)まるにわ」では、「マーチングサロン」というオンラインサロンを実施しています。市内・市外の様々な方がオンラインとオフラインで繋がる、コミュニティ形成を目的としたサロンで、地方で貢献したいという方とWEBで集まって意見交換をしています。地域課題・地元企業の課題解決や、空き物件の利活用などを議論しています。
昨年度には「まちづくりワーケーションプログラム」という、空き家物件の再生に向けたプロジェクトを実施し、具体的な動きも出てきています。

 

画像出典:株式会社まるにわ公式HP

 

MARCHING.bldgで活躍されている方は、兼業や副業人材が多いです。本業で鳥取市にて勤務していただくのが最善ではありますが、時流に合わせた働き方を促進できる拠点になればと思っています。

 

画像出典:株式会社まるにわ公式HP

 

2-3.ToBelmo (トベルモ)| 鳥取大学前

画像出典:ToBelmo公式HP

 

ToBelmo(トベルモ)は鳥取大学の近く、ほぼ目の前に2021年11月にオープンしました。

 

 

企業と学生が交流できる場(サロン)として作っています。鳥取大学の学生は、8割が県外から来ていて、大学を卒業すると地元に戻るケースが多いことに課題を感じています。これは、学生が地元企業の取り組みや内容に触れる機会がないことが要因の一つではないかと考え、企業と学生が交流できる空間を作ることを目的として、ToBelmoが誕生しました。入場料300円と、非常に安価で利用できることが特徴で、そこに1ドリンク分が含まれています。もちろん企業やフリーランスの方も利用可能です。

 

画像出典:ToBelmo公式HP

 

 

2-4.鹿野山紫苑 | 鹿野城下町

画像出典:国民宿舎山紫苑公式HP

 

鹿野城下町は、400年の歴史を誇る城下町の街並みが残る風情のあるまちで、地元の人が主体となったまちづくりの取組が20年以上にわたり続いている地域です。そんなまちづくりの取り組みの一環として、国民宿舎山紫苑を活用して、温泉ワーケーションが体験できる環境を整備しました。普段味わえない環境で働いて、仕事を頑張った後は美味しい山陰の幸を味わい、ゆったりと温泉でくつろぐことができます。

 

 

この鹿野地域では、都市圏の企業がまちづくりの取組を学び、サステナブルな自分を創る越境学習プログラム「ラーニングワーケーション」のツアーを企画しています。都市部から地方に離れ、地方の取り組みを学び、「会社という属性を離れた自分は何ができるのか」という部分を学びにすることができるプログラムです。内容としては、20年に及ぶまちづくりの取組を学ぶだけでなく、鳥の劇場で演劇に挑戦することもできる内容となっています。この鹿野地域を舞台にして、自分はどういうことができるのかを、気づきとして持ち帰っていただければと思います。

 

画像出典:国民宿舎山紫苑公式HP

 

 

3.企業向け助成金制度

まずはお試しで鳥取市に来ていただくため「オフィス移転支援事業補助金」をご用意して、旅費の1/2をご支援させていただくことができます。加えて、鳥取県庁でも同じ内容の制度があるため、要件が合致すれば併用可能です。併用できれば、極限まで旅費を抑えた状態で鳥取市を視察することができます。

 

画像出典:鳥取市公式HP

 

また、短期的に滞在をする場合は、鳥取県として一定の額まで支援できるよう補助メニューを検討中です。具体的な開始日は未定なのですが、施設利用料含む一時滞在費を全額負担する内容にする予定です。
そして、実際鳥取市にオフィスを構える際は、移転費用の1/2、上限1,000万円まで助成金として補助しています。

規模の大きな立地を検討する場合は、県と市の制度を併用し、設備投資総額の最大20%、上限7億円の助成も可能です。詳細やその他支援については鳥取公式HP『とっとり市ワーケーションガイド』をDLしてご確認ください。

 

 

4.最後に

鳥取県はそもそも日本一人口が少ない県で、少子高齢化も進行している「課題先進県」です。そんな、人材が不足しがちな鳥取市を活性化するために、様々な企業の力を貸してほしいと思っています。これまで、鳥取市では主に製造業に関しての誘致を進めており、一定の効果を得ることができました。しかし、現在はIT企業のニーズの高さや、若者のIT企業就職ニーズなども高まっているため、時流に合わせ、IT企業の誘致も進め、地方都市のDXを推進し、あわせてITリテラシーを高めていきたいと考えています。
コロナ禍で営業活動を精力的に行うことができず、歯がゆい思いもありますが、まずはオンラインでお話しさせていただき、最終的にはオフラインで鳥取市の働きやすさや魅力をお伝えしていきたいです。2021年度は環境整備を中心に行ってきましたが、2022年度はどんどん県外の方と話せる機会を増やしていき、企業のみなさんにPRして、鳥取市の魅力を発信していきたいと考えています。

 

5.編集後記

自然豊かななか、綺麗でおしゃれなオフィスを利用することができるうえに、美味しい食事も堪能できる鳥取市。助成金制度も充実しており、鳥取県と鳥取市で併用できる、さらにお得な移転や増設が可能です。検討段階でも助成は可能とのことですので、是非チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

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