目次
1.Zoomとは
【Zoom公式サイト】
Zoomとは、米国企業であるZoomビデオコミュニケーションズが開発及び提供するオンライン会議ツールです。オンライン会議ツールが普及する以前は、会議を行う際には一箇所に集まらなければなりませんでしたが、Zoomを利用することで参加者が別々の場所にいながらオンライン上で会議を行うことが容易に可能となることから、ワークフローを効率化できるためビジネスシーンで多く利用されています。webブラウザやアプリからPC、スマートフォン、タブレットとあらゆる端末で利用することが可能です。また、電話回線ではなくインターネット回線を使用して通信を行うため、電話料金が発生することはありません。(インターネット従量課金制の場合別途料金が発生する可能性があります)
2.無料プランと有料プランの違い
Zoomには無料プランと、必要に応じて選べる3つの有料プランがあります。無料プランでも基本的なサービスは使えますが、有料プランにすることで使える機能の幅が広がります。無料プランと有料プランの概要は以下の通りです。
プラン | 料金 | ライセンス数 | 会議時間制限 | 最大人数 | 備考 |
無料 | 0円 | 1 | 2人以下最大24時間 3人以上最大40分 | 100 | 基本的なプラン |
プロ | ライセンスごと20,100円/年 | 〜9 | 最大24時間 | 100 | 数名のチームに最適 |
ビジネス | ライセンスごと26,900円/年 | 10〜99 | 無制限 | 300 | 中小企業に最適 |
企業 | ライセンスごと32,300円/年 | 50〜 | 無制限 | 500 | 大企業に最適 |
<無料プラン>
最大100人までの会議ホストや画面共有、レコーディングなど基本的な機能は利用できるものの、無料プランには通話時間や投票機能が利用不可であることなど様々な機能制限があります。
<有料プラン>
有料プランの中にも下記3つの種類が用意されており、規模に合わせて使い分けることが可能です。無料プランの全機能に加え、無制限の会議時間や最大人数の上限、その他多くの機能が利用可能になります。さらに詳細は下記公式ページをご参照ください。
【Zoom公式プラン比較ページ】
3.Zoomの魅力
3-1.高い利用率
2021年に行われた野村総合研究所(NRI)の大規模アンケート調査の結果によると、日本国内でオンライン会議ツールを利用したことがある就業者の割合は48%で約半数が利用しているという結果となりました。その上で、日本国内で最も利用率が高いオンライン会議ツールはZoomであり、全体の78.4%を占めています。(2位はMicrosoft Teamsで43.9%)
つまり、オンライン会議ツールを利用している約8割がZoomを使用している状況で、今となっては共通ツールとも言える利用率です。
引用文献:NRI研究レポート
3-2.シンプルな操作性
ZoomのUIは直感的で初めて触れる場合でもわかりやすいデザインになっています。上記画像にもある通り、主要な機能を使用するのに4つのボタンのみで済ませることができます。
また、Zoomではアプリをインストールせずともブラウザ版で会議に参加することができるため、参加者がアプリをインストールしていない場合でも円滑に進めることが可能です。
3-3.高品質な通話
Zoomのビデオ通話における標準解像度は360p(640×360)ですが、オンライン上でセミナーを開催する際などにはもう少し解像度を上げたい場合もあるでしょう。このようなケースで利用できる「グループHD」という機能を使えば720p(HD)、1080p(フルHD)へ設定することが可能です。(有料プラン限定)
一方で音質の面においても、不快なマイクの反響を除去する「エコー除去機能」や周囲の雑音を除去する「背景雑音の抑制機能」などが標準搭載されています。
さらに、「オリジナルサウンドモード」では音楽など音質を上げたい方向けに、通話音質を上げることが可能です。
3-4.セキュリティ性
通常、会議では第三者に聞かれたくない内容や、経営に関わる重要な内容について議論する場合もあります。Zoomでは、想定外の方が入室しないよう「パスワード」の設定や、ホストが一人ずつ承認しなければ入室できないようにする「待機室」を設定することが可能で、トラブルを未然に防ぐことが可能です。
その他にも、参加者が揃った時点で万が一ミーティングIDやパスワードが漏洩した場合でも自動で途中参加をブロックできる「ロック」機能や、指定した国のサーバーを経由しないようにする「ルーティング設定」などもあります。
4.Zoomの基本的な機能と操作
Zoomでは直感的な操作で簡単に会議を開いたり、画面共有などができます。下記では画像付きで解説していきます。
4-1.会議
ホーム画面から「新規ミーティング」を選択するだけで会議を開くことができます。
会議に誰かを招待する場合には、会議画面「参加者」から「招待」を選択し、招待URLとパスコードを共有することで可能です。
4-2.チャット
参加者とチャットをすることも可能です。利用シーンとしてはウェビナーでの質疑応答やメモ、参加者が多い場合の意見交換などに多く利用されています。利用手順としては会議画面下部より「チャット」を選択することで、利用することができます。
4-3.画面共有
画面共有機能では、参加者と資料やPC画面の共有、参加者が自由に書き込めるホワイトボードなどを共有することが可能です。手順は会議画面下部の「画面共有」から共有したいものを選択します。
4-4.レコーディング
レコーディング機能では、会議の様子を録画することが可能です。当日参加できなかったメンバーへ後日共有をしたり、見返すために利用できます。手順は会議画面下部「詳細」より「レコーディングを選択」から行うことができます。また、レコーディング中に一時停止や中止をすることが可能です。
4-5.バーチャル背景
ビデオ通話をする際に、部屋の様子や背景を映したくないときに便利なのがバーチャル背景機能です。自身の姿を自動で認識し、それ以外を任意の画像やモザイクで隠すことが可能です。使用するにはホーム画面左上にある「設定」より「背景とフィルター」を選択します。
5.まとめ
今回はこれから使い始める方でも迷わず使えるようZoomについて解説しました。適切に利用することで業務の効率化に大きく影響します。他にも便利な機能が備わっているのでZoomの利用がまだな方も無料で始めることができるので、実際に触って利便性を確かめてみてください。
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